カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人 (9284)は、東証のインフラ市場に上場しています。事業として行っているのは、再生可能エネルギーの売電事業になります。
そのカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人 (9284)を取得単価 9万6500円で1株で購入しました。10万円以下から投資できちゃうんですね!もちろんNISA枠です。
再生可能エネルギーの売電事業モデルとしては、地熱発電であれば15年間、事業用の太陽光発電(10kWi以上)と水力発電及び風力発電の場合であれば20年間に渡って、指定された固定価格で電力会社が買い取ってくれる「固定価格買取制度」によって成立しています。その原資は再生可能エネルギー発電促進賦課金という形で国民が負担しています。
再生可能エネルギー事業の特徴
再生可能エネルギー事業における投資対象としてのデメリットは、災害によって設備が破損したり、供給が電力需要を上回ると予想される場合には、売電できないということですね。
しかし、国が成立させた法律によって電力会社が固定価格で買い取ってくれることや、九州電力の供給過多による売電制限は殆どポートフォリオに影響を与えないほか、電力需要は景気が悪化してもあまり変動しないため、安定した収益があげられることは無視できないメリットであると個人的には考えています。
その結果として安定配当があってウマウマ!
そして現在、インフラ市場に上場している事業者は6社存在します。エネクス・インフラ投資法人だけ唯一、太陽光発電以外の再生可能エネルギー(風力発電)がポートフォリオに入ってます。
SBI証券「タカラレーベン・インフラ投資法人 投資証券 (9281)」
SBI証券「いちごグリーンインフラ投資法人 投資証券 (9282)」
SBI証券「日本再生可能エネルギーインフラ投資法人 投資証券 (9283)」
SBI証券「カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人 投資証券 (9284)」
SBI証券「東京インフラ・エネルギー投資法人 投資証券 (9285)」
SBI証券「エネクス・インフラ投資法人 投資証券 (9286)」
なぜ現物ではなく、投資証券なのか?
まず個人で太陽光発電所を現物で購入した場合、数千万~数億円の規模なるため、銀行から借金をして、運用することになります。もし、災害などでパネルが破壊され事業が継続できなくなった場合、土地を売って返済に当てることになると思いますが、太陽光発電のパネルを立てるところは、地方であり、元々一般的に需要がない土地です。土地を売ったところで、借金返済は殆どできません。そんな莫大なリスクを背負っても、たかが11%の利回りしかありません。経費抜いたら8%が良いところでしょう。
しかし、投資証券であれば、10万円以下の余裕資金で購入でき、更にポートフォリオも分散化されます。そして配当利回りは7%近くもあるわけです。やっぱ投資証券でしょ!!
同業他社の中で「カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人」を選んだ理由
①配当利回りが高く7.4%
当初私が投資したときは、エネクス・インフラ投資法人は存在せず、東京インフラ・エネルギー投資法人の価格が高かったため、配当利回りで見たときの1番はカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人が一番でした。
ちなみに、現在の配当利回りや株価はJAPAN-REIT.COM「利回り一覧」で確認することが出来ます。
②発電所の数が多い(時価評価額が高い)
確かに、九州電力に偏ってしまっている部分はありますが、配当利回りが高いところは何処かに偏ってしまっているのはよくあるケースです。東京インフラ・エネルギー投資法人は東京電力に偏っているポートフォリオとなっています。
所得物件数は18物件あり、東京インフラ・エネルギー投資法人は5物件に対して多くなっています。東京インフラ・エネルギー投資法人に比べれば、分散できるのではないかと思いました。とはいえ、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の主力の発電所が熊本県上益城郡にあるCS益城町発電所で、パネル出力のポートフォリオの5割を支えているため、ここが災害等潰れるとオワタな感じになりますが。
因みに東京インフラ・エネルギー投資法の主力発電所は、福島県西白川郡にあるTI矢吹太陽光発電所で、パネル出力のポートフォリオの6割を支えています。
最後に
インカムゲイン目的(配当目的)の投資方法として、インフラファンド、そしてカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人は優れていると思います。しかし、どんな投資であれ、確実に元本が割れるリスクが存在します。したがって余裕資金、かつ自己責任のもと運用してくださいね!
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