日本は借金大国
日本の借金は年々多くなっており、2018年3月末時点で借金の残高は1087兆円を突破しました。国民1人当たりで約859万円の借金となっています。このお金はいづれは増税やインフレーションによって国民が返済していかなければなりません。
「国の借金」の残高が3月末時点で1087兆8130億円になったと発表した。国民1人当たり約859万円の借金を抱えていることになる。
身近な事例で考えてみる
日本の国債発行額を除いた収入は59兆8900億円であることがわかります。借金は1087兆8130億円ですから収入の約18.2倍の借金をしていることになります。年収が300万円の一般的な家庭だとすると5460万円の借金をしていることになります。家を買う時のローンと同じくらいですかね?このままの借金の金額であれば返済は不可能ではないでしょう。
税収は17年度当初から約1兆4000億円増の約59兆800億円。
借金を続ける深刻な日本の財政
先程このままの借金額であれば、一般的なサラリーマンの家庭の借金レベルで返せると言いました。しかし、日本の財政は極めて深刻な状況だと言わざるを得ない状況に追いやられています。財務省が発表していますが、歳入のうちの34.5%に当たる33兆6922億円が公債金になっています。収入は59兆800億円のため、毎年収入の約57%借金をし続けているということです。
このままでは赤字が膨れ上がって、何年後かはわかりませんが財政破綻へと日本は向かっていくことになります。果たしてこのままで本当にいいのでしょうか?
財政破綻したらどうなるの?
円の価値が暴落するハイパーインフレになります。授業で習ったと思いますがジンバブエドルは価値が大暴落するハイパーインフレになりました。その際どうなったかというと、ちょっとした食べ物を買うだけでも数個の籠に入らないほどの札束を抱えて買い物に行く事態になりました。つまり殆どお金が無価値なものとなってしまうということです。私たちは銀行やタンスに預金をしていると思いますが、そのお金も一気に無価値なものとなってしまいます。これが若年層であれば、労働によって食いつなぐことができますが高齢者の場合は商品が何も買えず路頭に迷うことになってしまいます。財政破綻は決して国民に関係ないことではないのです。だからこそ、国民各々が今後の社会保障を減額することに合意し、どうやってプライマリーバランスを改善させるか考えていく必要があります。
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