昨今では新型コロナウイルス(武漢ウイルス、COVID―19)による連鎖的な不況により業績の悪化が著しい。先導されやすい庶民の間では消費税の減税によって経済を支えるべきであるという意見が根強いようだ。
新型コロナウイルスの感染拡大が世界と日本の経済を大きく揺さぶる中、国民生活を守る緊急対策とともに、経済危機を打開する大胆で強力な対策が不可欠になっています。最も有効な対策は、昨年10月に10%に増税した消費税の5%への減税です。
しんぶん赤旗「消費税の5%減税を決断せよ」より引用
そんな事より、消費税減税でしょう。だいたい、生活の苦しい人は、たった12000円でどうにかなると思いますか。苦しいままです。しかも、普段生活が苦しい人はこの12000円を貯金してしまう可能性が高いと思います。消費を促すには消費税減税です。庶民からかけ離れた発想です。https://t.co/zW2DpY5AUp
— グレンコ アンドリー (@Gurenko_Andrii) March 18, 2020
しかし、忘れてはならない。今は新型コロナウイルスの拡散を防ぐために、不要不急の外出やイベントの自粛要請をしている段階であり、消費税の減税は最悪の結果を招く。
当然、消費税が減税されれば、需要は増えるだろう。庶民は高額の商品やサービスを購入するために不要不急な外出を行うことになる。この中に新型コロナウイルスに感染しているキャリアが居たら? 連鎖的に感染は広がり、中国のようなパンデミックになることも否定できない。
そうなれば、日本の経済は更に悪化するだろう。メディアに先導されてはならない。無論、私のように新型コロナウイルスはインフルエンザより脅威ではないと認識しているのであれば、自粛要請を撤回し、消費税の減税を行い、需要を増やすべきだという意見なら理解できるが、そういうわけでもなさそうだ。
で、あるなら、こういった状況で行わなくてはいけない選択肢は、消費税の減税ではなく、社会保険料や法人税の支払猶予や、低金利の融資枠を設け、体力の弱い中小企業が潰れないようにすることが最も有効な経済対策と言える。
かの有名なKAZUYA氏も減税を訴えてしまっているよ…
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐという理念は何処へ行った?
消費税の減税は新型コロナウイルスが終息してからだろう。
ましてやキャッシュレス還元と違って一律の引き下げだと死亡率の高い高齢者も外出してしまうぞ。
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