ソーシャルレンディングで数十万円の損失を出した、爆損系ソーシャルレンディングブロガーのAIKAWAです。
ソーシャルレンディング最大手である「maneo」ですが、第三者へプラットフォームを貸し付ける事業(通称:maneoファミリー)を行っている事は、ソーシャルレンディングについて精通している皆さんであればご存知のことだと思います。
maneoファミリーの一つである「グリーンインフラレンディング」では再生可能エネルギーの開発・販売を目的としたファンドが募集されました。発電所を作るためには、かなりの時間がかかります。その為、借り換え前提でのファンドが形成されていました。
しかし、グリーンインフラレンディングの大元であるJCサービスは、ファンドで集めた資金を衆議院である細野 豪志議員に貸し付けるなどの目的外流用をした他、ファンドごとの分別管理が出来ていませんでした。
その結果として、JCサービスだけではなく、maneoは2018年7月6日に証券取引等監視委員会による勧告を受け、2018年7月13日には業務改善命令を受けることになりました。
当然、借り換えは停止され、maneoファミリーの一つである「グリーンインフラレンディング」において、12,679,852,760円(約127億円)の返済遅滞が起こってしまいました。
なぜグリーンインフラレンディングのようなことが起こってしまったか
当然maneoは、重要であるプラットフォームを貸し付ける上で、様々な審査を行ったはずです。
しかし、審査を行ったのにも関わらず、グリーンインフラレンディング(JCサービス)というファンドで集めた資金を不正利用するほか分別管理ができていない、詐欺事者を招き入れてしまいました。
なぜこのような事が起こってしまったか。それは如何に審査を行ったとしても、所詮は別の企業でしかなく、情報や経営方針を共有できないからだと思います。
審査を行うにも、JCサービス側が出した情報をベースにしか審査はできないのです。当然JCサービス側は自らにとっていい情報を出してくるに決まっています。経営方針や利害関係が一緒でない以上はソーシャルレンディング事業に関することで道を違う事もあります。
その結果として、大量遅滞の温床を作り上げてしまったと今では考えています。
業務改善にはmaneoファミリーの閉鎖しかない
先ほど触れたように、グリーンインフラレンディングのような不誠実な事業者が生まれてしまう理由は、所詮別の企業でしかなく、利害関係が異なり、情報や経営方針を共有できないからだと言いました。
業務改善命令を受けて借り換え基準の厳格化など改善策を行いました、借り換え前提の案件は投資家にとって正常なリスク評価がしにくくなる他(事業が上手くいってるのか分かりにくなる)、貸付金額の水増しによって偽の信頼を得て第三者を誘引することなどから「しょうがない」ときに行うべきもので借り換え基準の厳格化は必要な処置であると思います。
その結果としてmaneoファミリーであるガイアファンティングでも大量の遅滞が発生しました。遅滞そのものは問題ないとは思いますが、遅滞後の対応が問題で一切の情報は上がってきていません。問い合わせメールを送ってもゼロ回答という事がしばしばありました。
これは所詮別企業であるためです。ソーシャルレンディングのような金融事業においては投資家からの信頼が一番大切ですが、ガイアファンティング側にとっては建設事業者や販売顧客が一番大切だからこそおこる「ミスマッチ」です。別に投資家からの信頼を失ったところでガイアファンティング側は痛くも痒くもありません。
だからこそ、投資家保護の新基準を満たせないような案件を募集しますし、いつもテキトーな報告しかしてこないのです。余計な人件費かけたくないですしね(笑)
ソーシャルレンディング事業で最も大切な「投資家からの信頼」を勝ち取るためには、一旦今までのプラットフォーム貸付というビジネスを終了して、自社単独での再出発を図るしかないと思います。
実際、maneoはmaneoファミリーを切ろうとしている
グリーンインフラレンディング、ガイアファンティングに続いて、アメリカンファンディングも新規の募集を終了するとのことですね。アメリカンファンディングは比較的、セミナーに参加するなど熱心な姿勢をしていましたが…それでも切られてしまいました。
当社は、アメリカンファンディング株式会社との間で業務提携合意書を締結し、当該契約に基づきシステムの提供及びファンドの募集・私募の取扱いを行ってまいりましたが、当該契約に基づく新規のファンド募集・私募の取扱いにつきまして、同社との協議により終了することと致しました。
あと私の気のせいかもしれませんが、「各サービス一覧」が下にあるんですが、以前は上にあった気がするんですよね。
上のほうが視認性が高いため、重要な情報を記載しておくことが多いです。もし、移動させたとしたらば、maneoにとってmaneoファミリーは注力すべき事業ではなくなったという事ではないでしょうか。
あくまでも自分の予想ですが、これからmaneoファミリーの大量遅滞、閉鎖が増加してくると思ってます。今まで遅滞が起こってなかった場所でもです。
ソーシャルレンディングはもうやめよう
以前に説明した通りソーシャルレンディングは、リスクに対してリターンが見合っていない投資方法です。今すぐに撤退をすべきであると考えています。
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