ソーシャルレンディングとは
融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)はインターネットとクラウドファンディングのシステムを用いて、出資金を集め、集めたお金を銀行より高い金利で貸し、その金利を投資家に還元するクラウドファンディングです。
オーナーズブックの投資対象
オーナーズブックの投資対象としては、国内不動産を取り扱う事業者に対して物件の購入費用として貸出を行います。当然、お金を返せない場合(別名貸し倒れ)のリスクが存在し、元本損もありえます。しかし、オーナーズブックでは全ての案件に対して抵当権を設定し元本損のリスクを抑えています。
オーナーズブックのメリット
比較的低リスクであるということ
株式や債券と比べ、不動産は値動きが小さい市場のため比較的低リスクです。かつオーナーズブックは全ての案件に対して、抵当権を設定しているため万が一の貸し倒れのリスクをある程度抑えることができます。しかし、メザニンローンである事は注意しなければなりません。
抵当権とは、金融機関等がお金を貸した後、返してもらえなかった場合土地や建物を競売に掛けることができる権利です。善意(当事者間で抵当権が設定されている事実に関して知らなかった)の第三者に対抗するためには登記が必要となります。
メザニンローン(劣後ローン)とは返済する順位が低いもののことをいいます。
レイアウトの都合で引用ではありません。
少額の投資ができる
ソーシャルレンディングは少額から投資できる事がメリットではありますが、オーナーズブックはその中でも1万円から投資ができることから、人気の高い事業者でもあります。
上場企業が運営している
オーナーズブック運営元であるロードスターキャピタル株式会社は上場しているため、透明感が強いです。ソーシャルレンディングは金融庁の規制によって案件の詳細について投資家が調べることができない以上、募集を行っている事業者リスクが主となっています。投資家保護のため、法律上許される範囲で財務状況を公表するなどしっかりと取り組んでいるため信頼できる会社です。
オーナーズブックのデメリット
期待利回りが低い
期待利回り4.5~5%となっており、他のソーシャルレンディングと比較すると低い数値です。しかし、リスクとリターンは原則的にはイコールの関係のため、できる限り元本損のリスクを抑えて運営したいという方におすすめできます。現に先程説明した通り、オーナーズブックでは全ての案件に抵当権を設定するなど元本損のリスクを抑える試みをしています。
メザニンローン(劣後ローン)である
オーナーズブックの取り扱っている案件は返済順位の低いメザニンローン(劣後ローン)のため、万が一の時には返済されにくいという問題が存在します。貸付金額と抵当権担保評価額をしっかりと見ていく必要があるでしょう。
不動産市場のリスクがある
不動産に投資する案件である以上、不動産市場の変動の影響を受けます。投資する上では不動産市場にも着目して見ていく必要があるでしょう。とはいえ、オーナーズブックで投資している案件は暫くの間人口増加が続く首都圏が主であるので、不動産価値はそこまで下落しないのではないかと思います。
投資がなかなかできない
上場企業が運営する不動産担保付きメザニンローン(劣後ローン)で期待利回り4.5~5%ということもあり、物凄い人気でクリック合戦になっています。私は2案件2万円投資中ですが、もう1案件の投資を目指していますが中々・・・
最後に
不動産担保付きメザニンローン(劣後ローン)のファンドを取り扱うソーシャルレンディング事業者であるオーナーズブックも、投資である以上元本損のリスクが確実に存在します。他のサイトも参考にし、自らの知識を高め余裕資金かつ自己責任で運用しましょう。
コメント